不倶戴天

ハナはバイクと何かを配達してくる人が嫌いなのですが、特に嫌いなのは新聞屋さんです。

新聞屋さんが何かしたというわけではないのだろうと思いますが、もともとバイク嫌いなところに持ってきて、この人が毎朝やってくるのが気に入らないんだと思います。

たまたま外で遊んでいる最中に会うと走っていって吠えかけたりするので、新聞屋さんの方もやむなく手で追い払うような仕草をしてますますハナを怒らせ、ますます嫌いになるという悪循環。

早朝に吠えるのを避けるため、ハナは私たちの寝室の一角で寝ていますが、時間の関係から、ハナを部屋から出したあと新聞屋さんが来てしまうこともあります。

ボゴタには新聞や郵便受けがない家が多く、うちもそうなのですが、その場合は新聞はドアの下の隙間から入れられます。

家の前にバイクが止まったときからドアの内側で待ちかまえていたハナの攻撃姿勢は、新聞が入れられた時点で最高潮に。

新聞を攻撃するわけではなく、犬らしくドアの下を掘るような動作をする結果こうなるのですが。

↓これはすぐに救い出したためこれだけですみましたが、この前は起きたら床が紙くずだらけになっていました。被害にあったのは主に広告だったので、新聞を読むことにはそれほど支障はありませんでした。

ロキの作戦

クレートはそれぞれ一つずつあるんですが、どうしても誰かが入っているクレートに入りたいことがあります。

ハナはそういう場合、意外にもおとなしくあきらめるんですが、ロキには秘策があります。

どこかで「わん」と一声吠えると、ハナは「敵襲か？」と思い(笑)、「わんわんわんわんー」と吠えながらどこにいようと走ってきます。

ハナが窓に張り付いて敵影を探している間に、ロキはゆうゆうとあいたクレートに入ればよいのです。

なぜそんなときだけ頭がいいのか、ロキ。

↓２匹載っても大丈夫。

ロキの家・その７

ロキは何カ月か毛布のみで辛抱させられていたのですが、やっと新しいバリケンを買ってもらえました。

ハナのより一回り大きいです。ロキが載っても大丈夫。



窓際に置いておいたら犬たちが交互に載って窓の外を見はっていたのですが、ハナが外を見て吠えることが多くなりすぎたので窓から離しました。

ロキの家・その６

ロキはほとんどソファを寝床にしていたのですが、一方、不妊手術を受けに行くハナのために急いでバリケンを買いました。

厳密にはメーカーが違うのでバリケンではありません。

ハナは15kgほどなので、ロキが持っていたものより小さいバリケンです。

ほら、ぴったりな大きさです。……違うだろ。



犬は狭いところが好きというのは本当のようです。

ロキの家・その５

この頃、うちの周りにはもう１匹野良犬がいました。それが写真の「ペスカド」です。

ハナと同じくらいの年頃ではないかと思います。

彼も生まれつき野良犬であったらしく、ハナほど人に敵意は見せませんでしたが、最初は特に人になつくという感じでもありませんでした。

しかしうちのそばで過ごす時間が長くなるうちに、ほぼ通りすがりに挨拶するだけの私にも慣れて、遠くから見かけても走ってくるように。

とても可愛かったんですが、３匹の犬は飼えないので張り紙で飼い主を募集し、ある学生さんの家にもらわれていきました。牧場の番犬にするということでしたが、元気かな。

このソファは犬たちみんなのお気に入りでしたが、ハナが本格的にうちに住むようになってから破壊しつくされました。ま、安物ではあったんですけど。